⑩開原

満州・開原大豆の一大産地

 「開原」は、満鉄・奉天の北90キロに位置し、奉天~新京(長春)を結ぶ大動脈の途中にある農作物の集散場として栄えた町。満州国の代表的産物・大豆の一大産地。

 開原大豆からは、多くの製油が製造され、製油量、品質は第一位と評された。大正7(1918)年4月に開設された鈴木商店開原出張所は、大正3(1914)年に鈴木商店に入社し、大阪、名古屋、大連、長春各店を歴任し、開原開設と同時に所長に抜擢された土屋英明(28歳)が勤めた。

関連資料

  • 開原
  • 鈴木商店開原出張所開設新聞記事(大正7(1918)年12月25日付大阪毎日新聞)
  • 開原大豆集荷場

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