上羽幌神社
かつては大山祇神社との合同例祭が行われていた
明治43(1910)年、羽幌神社が村社に昇格し、新たに上羽幌神社が地域の氏神として上羽幌小学校の西側に造営された。
その後、昭和22(1947)年8月の上羽幌坑開坑に伴い現在の上羽幌神社から10数㍍離れた場所に炭砿の大山祇神社が造営され、そこに両神社のご祭神が合祀された。昭和29(1954)年には両神社による合同例祭が行われるようになった。
その後、昭和44(1969)年に着工した上羽幌坑連斜坑の掘進工事に伴い、現在の上羽幌神社の場所に遷座された。しかし羽幌炭砿の閉山に伴い合祀が解かれ、上羽幌神社単独の神社に戻った。
場所は、道道747号線から細い道を入って少し斜面を登った、かつての上羽幌地区の炭砿住宅街を望む高台に位置している。現在、上羽幌神社は管理されることなく、参道には行く手を拒むかのように草が生い茂っている。