④金子直吉墓所・顕彰碑(高知市筆山)

金子直吉の墓所

高知市の中心街から少し南には、かつては坂本龍馬も水練をしたといわれる清流・鏡川があり、その鏡川の対岸、南には小高い山"筆山"がある。鏡川に映り込む山の姿が「筆」にそっくりなことから「筆山(ひつざん)」と名付けられ、ここは歴代の藩主の墓をはじめ、多くの土佐の名士たちが眠っている。

金子家の墓所は見晴らしのよいこの筆山の中腹にあり、金子直吉と妻・徳が眠っている。入口には高知ロータリークラブによって金子直吉の墓所への案内看板や墓所内には鈴木での偉業を称えた顕彰碑平成23(2011)年11月建立がある。

顕彰碑建立に至るまでの経過は、自身もロータリアンである元高知銀行専務取締役の吉原強氏の地道な活動があった。吉原氏は、高知新聞「所感雑感」平成21(2009)年7月31日の記事の中で「金子直吉翁に学ぶ」と題して、土佐が生んだ偉人を紹介した。記事の中では「金子直吉翁は、私利私欲無く、生涯主家の安泰のみを念じ事業の拡張に邁進、日本の資本主義の黎明期、天性の商才を発揮し総合商社の源流を築き上げた」とし、高知から神戸の地で活躍した企業内容活動などを広く紹介するとともに、「"商売は虚業ではない、実業だよ。商売人は物を売る前に、物を評価する人だ"」という金子直吉の言葉を書いた。

高知県ではその名をほとんど知られていなかった金子直吉であったが、記事が書かれた頃はちょうどリーマンショックの中にあって、この記事により、この高知県内でも生誕地仁淀川町や高知市でも講演会、勉強会が開催されるなど啓発活動が活発になってきたのである。

  • 金子直吉の墓(高知市筆山)
  • 金子直吉の墓(著名人墓マップ)(高知市筆山)
  • 直吉の偉業について語る吉原氏(仁淀川町にて)

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