⑤天満織物
我が国唯一の織物起毛総合メーカーとしてスタート
所在地 大阪市東区北浜5丁目10番地(現・中央区北浜)
明治の実業家で第三十四国立銀行創立に関わり頭取を務めた岡橋治助が明治20(1887)年に設立した京都綿糸織物(明治23(1890)年天満織物に改称)を鈴木商店は、明治45(1912)年に出資し系列化した。
なお、これに先立つ明治27(1894)年天満織物会社に英国製の起毛機が設置され、我が国初の起毛総合メーカーとなっていた。
本社を京都から大阪(北区天満橋筋西一丁目、後に北浜に移転)に移した天満織物は、主力工場「城北工場」を堂島川下流に建設したほか、「笹津工場」(富山)、「高知工場」を相次いで建設。