⑪台湾炭業

製糖会社向け石炭燃料供給

大正9(1920)4月設立。台北市栄町1-7, 資本金100万円。鈴木商店系製糖会社に対する燃料供給共同会社。元宜蘭庁長・小松吉久が社長に就任。

第1期営業報告書によると、世界的な反動不況の影響から売上不振により、赤字決算を余儀なくされた。その後も経営は改善できず、第10期営業報告書では、資本金600万円を100万円に大幅減資を断行、体質の改善を図った。同社最後の決算となった第33期営業報告書によると、製糖会社向けの他、船舶向け、一般需要の開拓等により若干の黒字決算を計上している。

関連資料

  • 旧台北州庁舎(現・台北市監察院)
  • 台湾炭業第1回営業報告書

TOP