鈴木岩蔵

米国MIT出身の鈴木家のエース、帝国人造絹糸・太陽曹達の初代社長

生年 明治17(1884)年
没年 昭和26(1951)年

鈴木岩治郎、よねの三男。
米国・ボストン地区に留学した日本人の親睦組織「ボストン日本人会」が今も続いている。明治44(1911)年に第一回例会が開かれ正会員(ハーバード大留学生)2名、準会員(その他の大学留学生)2名、名誉会員6名の出席が記録されている。MIT(マサチューセッツ工科大)卒業生の鈴木岩蔵は、準会員の一人として参加している。当時の会報には、大学名、卒業学部(化学工学・学士)とともに出身欄には“神戸・鈴木財閥”と記録されている。

大正12(1923)年、台湾銀行の主導により鈴木商店の機構改革が実施され、「鈴木合名会社」」と「株式会社鈴木商店」に分割される。実兄の二代目岩治郎とともに鈴木岩蔵は、「鈴木合名」ならびに「株式鈴木」の経営に参画し、監査役に就任するほか、鈴木グループの経営にも名を連ねる。

大正7(1918)年設立時の帝国人造絹糸の初代社長に、大正8(1919)年太陽曹達の設立時の初代社長にそれぞれ就任した。

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