搬送電話付坑内電車(昭和35年頃)

昭和34(1959)年、築別炭砿のトロッコを牽引する坑内電車に搬送電話(キャリーフォーン)が設置された。それまでは「電車―電車」間および「電車―司令室」間の連絡は「本斜坑―坑口」間の「大竪入」(おおたていれ)中間に敷設された5カ所の電話ボックスを利用し都度電車を停車して連絡をとっていたが、その後は電車を運転しながらいつどこでも連絡を取り合うことが可能になった。これにより、運搬能力が格段に向上した。電話機は8トン電車3両にそれぞれ1機、司令室に1機設置され、停電時にバッテリーに切り替えが可能であった。(写真は「羽幌炭砿創立20周年写真集」より)

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