⑫太陽鉱工
鈴木商店の伝統と金子直吉の熱情を受け継ぐ
太陽鉱工は、鈴木商店をルーツとする企業で、モリブデン、バナジウム、レアアース・ジルコニウム化合物等非鉄金属の精製を行う。
大正8(1919)年設立されたソーダ類の販売会社「太陽曹達」を持株会社として鈴木再興を目指す金子直吉は、再び多角化を進めるも志半ばで倒れた。
太陽曹達は、昭和14(1939)年太陽産業と改称した後、昭和24(1949)年企業再建整備法により解散、太陽鉱工として再生した。現在の太陽鉱工は、旧鈴木商店ゆかりの企業、東邦金属、日本精化、ニチリン、鈴木薄荷、太陽林産(旧・帝国樟脳)、泰和等々から成る太陽鉱工グループの中核として"先進的なマテリアルの開発"を目指している。