シンガポール
イギリスの海峡植民地の一部を構成し中継貿易の要衝として繁栄
シンガポール島および60以上の小規模な島々から成る島国、都市国家。古くから東西貿易の拠点として繁栄し、海運業や航空産業が発達した。その歴史を振り返ると、
1819年、英人トーマス・ラッフルズが人口わずか150人のシンガポール島に上陸し、ジョホール王国の許可を得てイギリス東インド会社の交易所を設ける。
1826年、イギリスの“海峡植民地”のひとつに組み入れられ、その首都と定められた。東西交易、三国間貿易の中継地点としての役割の他、マラヤ連邦州の天然ゴムや錫の積出港として発展。
1942年から1945年、日本による占領期間を経て、1959年、イギリスから自治権を獲得し、イギリスの自治領となった。
1963年、イギリスからの独立を宣言し、マレーシア連邦に加わるも2年後の1965年、同連邦より追放される形で離脱し、共和国として独立。