寺崎栄一郎
鈴木商店ニューヨーク時代の松岡朗とコンビで製鋼原料商社を育て上げる
生年 不詳
没年 不詳
新潟県出身。明治45(1912)年、神戸高等商業学校(神戸高商、現・神戸大学)卒業後、鈴木商店に入社。
ジャワ・スラバヤ勤務時代にジャワ糖取扱いを経験し、砂糖のエキスパートとなった。後にニューヨーク支店長として勤務していた昭和2(1927)年、鈴木商店の破綻に遭遇。
帰国後、砂糖取扱いの経験からジャワ糖の輸入ビジネスを目的に「共栄商会」を創業、遅れてニューヨーク支店より帰国した松岡朗を迎え、実質二人の共同経営で運営し、製鋼原料商社「共栄株式会社」に育て上げた。
神戸高商出身の同期に「天下三分の宣誓書」をロンドン支店長・高畑誠一の元に届けた小川実三郎がいる。