株式会社ニチリン
鈴木商店のゴム部門から発展した
自動車部品のトップメーカー
株式会社ニチリンは、明治末期、鈴木商店の化学部門の事業会社の一つ東レザー㈱(現・帝人の前身)ゴム工場を源流とする会社です。その後、東レザー㈱はゴム、人絹(レーヨン)と製造品目が多様化してきたので東工業㈱と改称し、神戸・敏馬(みぬめ・神戸市灘区)のゴム工場を分離し、ボルネオでゴム農園を経営していた鈴木商店の子会社の日沙商会に吸収させました。㈱日沙商会は、その後ゴム工場を分離、大正3年5月に資本金10万円で日本輪業合資会社が設立され、この会社が株式会社ニチリンの歴史の始まりとなっています。
現在のニチリンは、“高品質、高機能の追求”をモットーに自動車、バイク用液圧ブレーキホースやパワーステアリングホース、カーエアコンホースなどの他、給水給湯設備用住宅設備関連ホース等の自動車部品トップメーカーとして親しまれております。
- 【沿革】
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○大正3(1914)年5月 総合商社「鈴木商店」の子会社㈱日沙商会のゴム部門が分離され、「日本輪業合資会社」が設立された。自動車用タイヤ・チューブ、各種ゴムホース、工業用ゴム製品を製造 ○大正13(1924)年3月 「日本輪業株式会社」に組織変更 ○昭和6(1931)年2月 社名を「日本輪業ゴム株式会社」と改称 ○昭和18(1943)年8月 「日輪ゴム工業株式会社」と改称 ○平成3(1991)年7月 社名を「株式会社ニチリン」改称