「後藤新平山脈」100人に金子直吉が紹介されました。

2015.8.31.

00930001.JPG後藤新平研究会(代表=藤原書店社主・後藤新平の会事務局長 藤原良雄氏)では先頃、後藤新平に関する新刊「一に人二に人三に人 近代日本と"後藤新平山脈"100人」を出版されました。

後藤新平は、この世の中を作って行くのは人であると語り、人材の抜擢にも長けていたと云われます。また後藤は同時に多彩な人間交流を展開し、明治・大正・昭和の激動の時代のかじ取りに大きな実績を残しました。本書第二部では、後藤と関わりの深かった100人の人物を紹介しています。

金子直吉と後藤新平との交流関係では、朝日新聞が時の寺内内閣に批判的であったこと、寺内・後藤と朝日の対立関係から、後藤につながる金子直吉の鈴木商店に対する朝日の憶測記事から鈴木商店が指弾された。市民の怨嗟を招き、鈴木商店焼き討ち事件に発展。大阪朝日は、この憶測記事に続いて内乱の兆候を示す故事を引用して内閣を批判したとして当局の弾圧を招き(白虹事件)、朝日の論説関係者が全員退社する異常事態を招いたと説明されています。

詳しくは本書をご覧ください。 「一に人二に人三に人 近代日本と後藤新平山脈100人」 後藤新平研究会編 藤原書店発行

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