10/24日~11/8日の間、相生市立図書館で特別展「唐端清太郎と相生の発展」が開催されます。

2015.10.20.

播磨造船所および唐端清太郎につきましては現在地域特集「相生」にて公開中ですが、来る10月24日(土)から11月8日(日)までの間、兵庫県相生市の相生市立図書館にて特別展「唐端清太郎と相生の発展」が開催され、唐端清太郎が残した業績と、それに伴う相生の発展の様子が写真パネルにより紹介されます。

【特別展「唐端清太郎と相生の発展」の概要】

主 催    :相生市立歴史民俗資料館

場 所    :相生市立図書館(兵庫県相生市那波南本町11番1号) 2階・思索の広場

期 間    :平成27年10月24日(土)~11月8日(日)

時 間    :10時~19時

休館日    :月曜日、10月30日(金)

費 用    :無料
                      

唐端清太郎(からはたせいたろう)は、彼が村長就任を快諾していなかったなら相生市は存在していないだろうと誰もが思う相生の大恩人です。文久2(1862)年4月に飾磨郡谷外村(現・姫路市飾東町)で生まれた唐端清太郎は明治25(1892)年、相生村(おうむら)村長に招聘されます。当時、相生村は人口約5400人の寒漁村でした。唐端清太郎は大正5年まで20年余りにわたって相生の行政を主導し、町制を施行するとともに造船業を擁する近代工業都市への道を開きました。

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唐端は水産業の振興に尽力する傍ら、相生を「西の神戸」にすることをめざし「造船所を創れば船が入り人が集まる」と考え明治40(1907)年、阪神の財界人や地元有志を募って播磨船渠(株)を設立。第一次世界大戦が始まると、唐端は鈴木商店に造船所の買収と拡張を提唱します。大正5(1916)年、鈴木商店は買収を実行し(株)播磨造船所を設立。膨大な資本と人材を投入し、造船所の拡張を行いました。その結果、播磨造船所は有力造船所に成長し、従業員の増加とともに相生の人口は急増し町の近代化が進みました。この間、唐端は明治36(1903)年、県会議員に当選。明治40(1907)年には県会議長に選出され、大正6(1917)年には憲政会から代議士に当選しました。

この特別展に関心をお持ちの方は、ぜひ相生市立図書館まで足をお運び下さい。  

以上 

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