昭和14年当時の太陽産業羽幌出張所・羽幌鉄道創立事務所の写真を紹介します。
2015.4.23.
地域特集「羽幌」で公開中の羽幌炭砿の開発は「 たとえ直ちに採炭せずとも、鉱区というものは一旦他人の手に移ったら、そう簡単に入手できるものではない。生産資材はかかっても、石炭事業は必ず国策的な産業になる。」という金子直吉の言により、鈴木商店が第一次世界大戦末期の大正7(1918)年に苫前炭田の30数鉱区(羽幌炭砿の鉱区)を買い取ったことからスタートします。
鈴木商店破綻後、後継会社たる太陽曹達は昭和14年春、羽幌鉄道を設立。同年、太陽曹達は太陽産業に改称するとともに羽幌駅前に太陽産業羽幌出張所を、築別御料に太陽産業羽幌砿業所を開設し、鉱区を「築別炭砿」と命名して開発に着手しました。
写真は太陽産業羽幌出張所・羽幌鉄道創立事務所を撮影した大変貴重なもので、当時の建物、関係者の服装。自動車などの様子がよく分かります。