神戸新聞の連載「遙かな海路 巨大商社・鈴木商店が残したもの」の第2回をご紹介します。
2016.4.12.
神戸新聞の連載「遙かな海路 巨大商社・鈴木商店が残したもの」の第2回「プロローグ 足跡を巡る・神戸編」が、4月10日(日)の神戸新聞に掲載されました。
写真は昭和2(1927)年、妙心寺派管長から寺再建の要請を受けた鈴木よねが、自身の給与として積み立てていた報酬を全て寄進することにより再興がなった祥龍寺(神戸市灘区篠原北町)の境内に安置されているよねの胸像です。
境内には、他にも金子直吉・柳田富士松・西川文蔵三の頌徳碑、辰巳会供養塔が建立されています。また、よねの長男・二代目鈴木岩治郎の娘婿・髙畑誠一の墓が巨大なよねの胸像に寄り添うように建てられています。
今回は「足跡を巡る・神戸編」として、まず1面に「焼き打ちに消えた本店」と題して全国に広がった米騒動が神戸にも波及し、大正7(1918)年8月12日に鈴木商店本店(旧みかどホテル)が焼き打ちにより焼失した事実が描かれています。続いて4面では「世界見据えた発祥の地」と題して神戸市内の鈴木商店ゆかりの場所がルポルタージュ形式にて紹介されています。
なお、この神戸編の同紙取材に際しましては、当記念館が施設・場所の選定、スケジュール、取材先のアポイントメント取得などに全面的に協力し、あわせて記念館の編集委員らが同行いたしました。