「日本セルロイド人造絹糸(現・ダイセル)設立の歴史①」を掲載しました。
2017.3.17.
セルロイド、それは世界初の人工プラスチック(合成樹脂)です。
本日から、鈴木商店が直接創業に関与したセルロイド製造企業・日本セルロイド人造絹糸を源流の一社とし、現在はセルロース事業、有機合成事業、合成樹脂事業、火工品事業などを主要業務としスペシャリティー・ケミカルの分野で世界展開しているダイセルの歴史を4回シリーズで紹介してまいります。
樟脳からセルロイド、さらに人絹生産の事業化に意欲を燃やしていた金子直吉は、東京の三菱(岩崎家)・神戸の鈴木商店・大阪の岩井商店の出資による本格的なセルロイド製造企業の設立に参画し、明治41(1908)年3月、日本セルロイド人造絹糸が兵庫県網干町に設立されます。時をほぼ同じくして明治41(1908)年7月、三井家主導により堺セルロイドが大阪府堺市に設立されます。この両社が大日本セルロイドを経て現在のダイセルへと発展していきます。
写真は、日本セルロイド人造絹糸創業当時の網干工場の1号ボイラーです。
詳細は下記関連リンクをご覧いただき、あわせてダイセルオフィシャルサイトの「沿革」もご参照下さい。