辰巳会・会報「たつみ」シリーズ㊸「たつみ第43号」をご紹介します。
2022.9.17.
「たつみ第43号」は、昭和60(1985)年8月1日に発行されました。表紙を飾るのは、徳島県出身の画家・今田絢子(いまだあやこ)氏(大正6(1917)年生れ)が描いた「海荢(かいう)」。"かいう"は、南アフリカ原産の多年草で、日本には弘化頃(1850年頃)に渡来した外来植物。今田氏の描く美人画、日本画が「たつみ第38号」以来、表紙を飾っています。
当年は、「辰巳会」創立25周年の節目の年に当たり、記念の全国大会が開催され、全国各支部より95名の会員・準会員が参加しました。辰巳会発足時の会員数は、500名を超える会員が登録されていましたが、昭和60年1月時点の会員は256名と約半減しました。(*「辰巳会」の発足は、昭和35(1960)年春に「東京辰巳会」が、同年10月7日に「西日本辰巳会」が発足、翌昭和36(1961)年4月、東西辰巳会が統一された「辰巳会」が正式に発足された。)
◇「本家本元のNHK」坂本寿
世界一のバネ専門メーカー日本発条(通称ニッパツ)は、昭和14(1939)年、前身の「芝浦スプリング製作所」から社名を「日本発条」に改称すると同時に商標・英文登記名を「NHK」に制定した。
一方、日本放送協会では戦後、昭和21(1946)年から「NHK」マークの使用を開始(商標登録は、昭和25(1950)年7月6日)したが、事前に同協会よりニッパツにマークの使用承認を求めて来た。当時ニッパツの専務取締役だった筆者が、承認印を押したことから、以後"二つのNHK"が存在することになったと云う。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)
◇「辰巳会会員便り」
恒例となった辰巳会会員の動静を伝えるページには60名を超える会員・準会員からの辰巳会全国大会への出欠の確認と自身の近況を報じている。(詳細は、関連リンクをご覧ください。)
◇「辰巳会創立25周年全国大会」(昭和60年5月16日))
本号の「辰巳会だより」では、「(本部)新年例会」(昭和60年1月23日)、「東京支部新年例会」(昭和60年1月29日)、「東京支部春季旅行記」(昭和60年6月14日)の他に当年最大のイベント「辰巳会創立25周年全国大会」が95名の参加の下、有馬温泉にて22年振りに開催されたことが紹介されている。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)