辰巳会・会報「たつみ」シリーズ㊽「たつみ第48号」をご紹介します。

2023.2.21.

「たつみ第48号」は、昭和63(1988)年1月1日に発行されました。本号に掲載されている恒例の「辰巳会長寿番付」によれば、同年正月現在の会員数は218名、会員の平均年齢は86歳と高齢化が加速していることが読み取れます。

◇「葉隠の地・佐賀よりわが鈴木商店の血消える」北野浅美

　「帝国麦酒」出身の筆者が、かつて鈴木商店の経営した佐賀紡績があった佐賀の地に移り住んで40年。江戸時代、武士の心得書として有名な"葉隠の発祥地"の佐賀に鈴木商店が経営した佐賀紡績は、最盛期には2,000人を超える工員を擁する佐賀最大の企業に成長した。

　鈴木破綻後、佐賀紡績は錦華紡績に吸収された後、大和紡績として再生されたが、戦後の繊維業界の再編の波を受けて昭和61(1986)年、大和紡績・佐賀工場は閉鎖が決まり、工場跡地は、県と市へ売却される見通し。まもなくこの地より消えゆく旧佐賀紡績を思い返すと淋しさは隠しおおせない。（詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。）

◇「"フィクション漫画　鈴木商店"　集英社発刊」

　集英社コミック雑誌"JUMP"には「栄光なき天才たち」シリーズが連載されていたが、鈴木商店を題材にしたシリーズ第20話「総合商社の原点・鈴木商店」が新たに刊行されました。（昭和63(1988)年）

　伊藤智義作、森田信吾画で4回シリーズで連載され、鈴木商店に対する関心が高まりました。本号および次号で同連載を紹介しています。（詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。）　

◇「辰巳会だより」（詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。）

　〇本部秋季例会：バス日帰り旅行　赤穂御崎海浜公園　　昭和62年10月13日

　〇東京支部秋季旅行：日帰りバス旅行　大雄最乗寺～真鶴　昭和62年10月14日　参加者24名

◇「辰巳会会員便り」（詳細は、関連リンクをご覧ください。）

　〇62年秋叙勲受章者3名