辰巳会・会報「たつみ」シリーズ(65)「たつみ第65号」をご紹介します。
2024.6.13.
「たつみ第65号」は、平成14(2002)年1月15日に発行されました。本号の表紙を飾るのは、前64号に続き日本画家・寺井正が描く白馬。鮮やかな飾りをまとった盛岡伝統の行事「チャグチャグ馬っこ」をイメージした構図は、辰巳会の依頼に応えて描いた干支12支シリーズの一点。同干支シリーズは、本号から始まり、たつみ第77号にて完結する。
本号には、昭和2(1927)年3月時点の鈴木商店関係会社一覧が掲載されている。鈴木商店破綻直前の関係会社は、80社を超えた最盛期から半減にまで整理されていることを伝えている。
◇「大会講演記録」王鞍延子
平成13年度辰巳会全国大会は、35名の出席の下、ホテルオークラ神戸に於いて開催され、ゲスト参加された鈴木商店研究家の筆者による特別講演が行われた。昭和37(1962)年、神戸大学教育学部卒の筆者は、その後慶応義塾大学通信教育学部を卒業する際、"鈴木商店"に関する卒業論文を残しており、全国大会での講演には、鈴木商店の歴史についての研究成果を披露された。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)
◇「その時歴史が動いた 後記」松下重男
NHKテレビで放映されたドキュメンタリー番組「その時、歴史が動いた」は、歴史の転換点となった"その時"を取り上げ、そのことが後の日本にどう関わっていったかを解き明かしていく歴史情報番組。
平成13(2001)年7月4日放映の第353話は、「金融恐慌、日本を揺るがす~巨大商社・鈴木商店の挫折」と題し、鈴木商店の興亡を取り上げた。同放映に際し、番組のプロデューサーから鈴木の整理後の金子直吉の当時の様子等についてインタビューを受けた筆者が、帰宅後金子との邂逅や鈴木の変遷について回想する。(詳細は、関連リンクをご覧ください。)
◇「天職に生きる」落合豊一
神戸高商出身で、鈴木商店入社後程なく希望する米国シアトル出張所に勤務し、穀物取引に多大な功績を残した筆者は、鈴木破綻後の日商第三代社長を務めたが、貿易に携わることを天職と自覚する筆者のモットーがその出身地・徳島新聞に掲載された。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)
◇「辰巳会だより」(詳細は、関連リンクをご覧ください。)
〇全国大会報告 平成13年5月18日 於ホテルオークラ神戸 参加者35名
〇本部新年例会 平成13年1月18日 於神戸・第一樓 参加者25名
〇本部秋季例会 平成13年10月25日 於琵琶湖ホテル長寿 参加者28名
〇東京支部新年例会 平成13年1月25日 於築地スエヒロ 参加者15名
〇東京支部春季例会 平成13年6月7日 於東京ステーションホテル 参加者12名
〇東京支部秋季例会 平成13年10月23日 於ホテル日航東京 参加者11名
◇「辰巳会会員便り」(詳細は、関連リンクをご覧ください。)