辰巳会・会報「たつみ」シリーズ(64)「たつみ第64号」をご紹介します。

2024.5.27.

たつみ第64号表紙.png「たつみ第64号」は、平成13(2001)年1月15日に発行されました。本号は、辰巳会創立40周年記念特集号として 鈴木商店にまつわる記事や鈴木岩治郎(二代目)、金子直吉、高畑誠一三氏の思い出等の記事が掲載されました。

 経済誌「大平経済新報社」の"新産業新緑特集号"に掲載(昭和28年頃)された記事を紹介している。 

◇どっこい"鈴木"は生きている~「鈴木商店二代目当主 鈴木岩治郎さん」/「鈴木岩治郎氏を偲ぶ」高畑誠一 /「鈴木岩治郎氏を静かに想う」柳田義一

 鈴木商店創業者・鈴木岩治郎・よね夫妻の長男として幼少時から多彩な経験を積み、帝王学を学び二代目当主となった(二代目)岩治郎は、金子直吉、柳田富士松を支える扇の要の役を果たした。人間岩治郎を知る高畑誠一、柳田義一が氏の人柄を偲びその器の大きさを述懐する。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

◇「名門大鈴木が残した・・・日本産業界を代表する錚々たる大会社」

 太陽鉱工、帝国人絹、播磨造船所、日本発条、日商、神戸製鋼所、中央毛織、日塩を始め日本産業界を代表する錚々たる企業が躍動しているが、いずれも鈴木商店の伝統と事業が絶えることなく脈々と引き継がれていると記している。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

◇①「金子さんの思い出」住田正一 /  ②「東京ステーションホテル 201号室の住人ー金子直吉」

 ①鈴木商店船舶部を経て金子直吉の秘書を務めた住田正一は、後年、東京都副知事、呉造船所社長、会長を歴任したが金子とは殊の外付き合いが長く数々の思い出があるとエピソードを紹介する。

 ②「東京ステーションホテル」を運営する日本ホテル(株)80年史「東京ステーションホテル物語」には、鈴木商店の金子直吉が東京ステーションホテルを根城として年間契約で借り切り、二間続きのスイートルーム*20号室を定宿とし、ここを前線基地として鈴木商店幹部との作戦会議を開き、一時期には井上準之助日銀総裁、松方幸次郎川崎造船所社長などが出入りし、政財界のサロンのような状況だったと記されている。(*鈴木商店が長期契約していた東京ステーションホテルは、20号室であったことが、鈴木商店現行例規集の「東京ステーションホテル(重役専用室)使用に関する件」に規定されている。)(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

「私の履歴書」高畑誠一

 昭和47(1972)年10月15日~11月9日まで26回に亘り日本経済新聞に連載された高畑誠一の「私の履歴書」(翌昭和48年文庫本が発刊)の抜粋を紹介する。(詳細は、関連リンクをご覧ください。) 

「辰巳会に思う」楠瀬正明

 鈴木薄荷の創業に貢献した故楠瀬正一氏と親子二代に亘り鈴木商店の薄荷事業に携わってきた筆者は、辰巳会発足40周年を迎え、益々の永続を願っている。(詳細は、関連リンクをご覧ください。)

辰巳会だより

 〇全国大会 平成12年5月18日 於祥龍寺 参加者37 名

 〇本部新年例会 平成12年1月19日 於神戸"第一樓" 参加者24名

 〇本部秋季例会 平成12年10月10日 於ホテルニューアワジ 参加者22名

 〇東京支部新年例会 平成12年1月20日 於築地スエヒロ 参加者12名

 〇東京支部春季例会 平成12年5月31日 於八芳園 参加者13名 

〇東京支部秋季例会 平成12年10月12日 於帝国ホテルレセゾン 参加者15名

辰巳会会員

関連資料

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