辰巳会・会報「たつみ」シリーズ(66)「たつみ第66号」をご紹介します。

2024.10.28.

たつみ第66号表紙.png

 「たつみ第66号」は、平成15(2003)年1月15日に発行されました。前年の平成14(2002)年5月22日に開催された辰巳会全国大会の幹事の挨拶のなかで、鈴木商店に在籍した辰巳会会員は既に物故され、辰巳会は、その二世、三世とその配偶者が集う親睦会として開催されていることが報告された。

◇「神戸高商と高畑誠一翁」桂芳男

 昭和53(1978)年9月1日に亡くなった高畑誠一を偲んで神戸大学名誉教授、流通科学大学教授(当時)の筆者が、神戸高商と高畑誠一について回想。また神戸高商と鈴木商店の浅からぬ関係を解説する。(筆者は、平成4(1992)年1月4日死去)

 また、大正12年の商大昇格運動に際しては、鈴木商店、金子直吉が積極的に支援金を拠出して賛成した一方、松方幸次郎は反対を表明したエピソードを紹介している。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

◇「異色の才人(住田正一の想い出集より)」大屋晋三

 大正7年に鈴木商店に入社した筆者は、同期入社した住田正一氏について図抜けた異色の存在であり、才能も抜きん出た才人であったばかりか50年来の良き友人と述懐する。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。)

◇「その時 歴史が動いた 巨大商社鈴木商店の栄光と挫折」~担当ディレクターの取材ノート~ 藤浪重成

 平成13(2001)年7月4日、NHKにて放映された「その時歴史は動いた」353話「経済危機、世界を揺るがす」では、"1929年の暗黒の木曜日はなぜ起きたか"をテーマに我国に及んだ経済危機から巨大商社・鈴木商店の興亡に焦点を当てた。NHK大阪放送局文化部で同番組を担当したディレクターが、鈴木商店および金子直吉の人となりについて感銘を受けたことを記述している。

 鈴木商店破綻後の社員の保護と企業の事業継続を第一に考えた金子の倒産後の動きこそ、その真骨頂と感じたと云う。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

「金子翁」福沢桃介著「財界人物我観」より

 福沢諭吉の女婿で実業家の福沢桃介が自身と交遊のあった財界人18人の人物評をまとめた「財界人物我観」のうち、最も多くページを割いた"金子直吉評"を紹介している。

 土佐の生んだ二人の偉人・岩崎弥太郎と金子直吉について、二人の遺した事業を比べながら、金子を財界の歴史的な英雄と評価している。(詳細は、下記の関連リンクをご覧ください。) 

「辰巳会だより」 (詳細は、関連リンクをご覧ください。)

 〇全国大会 平成14年5月22日  於神戸ポートピアホテル  参加者34名

 〇本部新年例会 平成14年1月18日 於神戸第一樓  参加者28名

 〇本部秋季例会 平成14年10月24日 於観光船ウミナス神戸2 参加者28名

 〇東京支部新年例会 平成14年1月24日 於つきぢ田村  参加者12名

 〇東京支部秋季例会 平成14年10月30日 於八芳園  参加者16名

「辰巳会会員便り」 (詳細は、関連リンクをご覧ください。)

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