7/21日~8/1日の間、相生市文化会館にて鈴木商店進出100周年記念イベント「播磨造船所と相生の近代化」が開催されます。

2016.7.12.

akarenngasouko3.PNG播磨造船所につきましては当記念館の地域特集「相生」にて公開中ですが、本年は、大正5(1916)年4月に鈴木商店が相生に進出し株式会社播磨造船所を設立してから100周年の記念の年に当たることから、来る7月21日(木)から8月1日(月)までの間、兵庫県相生市の相生市文化会館にて記念イベントが開催されます。このイベントに関心をお持ちの方は、ぜひ相生まで足をお運びください。

【―鈴木商店進出100周年― 播磨造船所と相生の近代化 概要】

主 催    :相生市教育委員会

場 所    :相生市文化会館 扶桑電通なぎさホール(兵庫県相生市相生6-1-1)

問い合わせ先 :相生市立歴史民俗資料館
        〒678-0053 相生市那波南本町11-1  
        TEL 0791(23)2961

〈 展 示 〉
場 所    :扶桑電通なぎさホール1階 ホワイエ

期 間    :平成28年7月21日(木)~8月1日(月)

時 間    :9:00~18:00

休館日    :7月26日(火)

費 用    :無料

展示予定品  :唐端(からはた)清太郎(せいたろう)(写真、肖像画)、造船所の発展を写した写真パネル、播磨造船所平面図等、日米船鉄交換船
        「EASTERN SOLDIER」(イースタンソルジャー)の設計図面・進水式絵葉書、当時の相生市の姿(写真
        パネ ル)他

〈 講演会 〉
演 題     :日本の高度成長と鈴木商店

講 師    :髙畑 新一(鈴木薄荷株式会社常務取締役)
        ※髙畑氏は、特別協力者として当記念館の編集にご協力頂いています。

場 所    :扶桑電通なぎさホール 中ホール

日 時    :平成28年7月31日(日)

時 間    :10:00より

費 用    :無料

◆播磨造船所の主な歴史

相生(おう)村長(県会議長)・唐端清太郎、村の将来を託す造船所を構想

・明治40(1907)年3月 播磨船渠(せんきょ)株式会社設立 船渠工事に着手するが、船渠崩壊で破綻

・明治44(1911)年1月 播磨船渠合名会社設立 船渠工事再開 明治45(1912)年1月 船渠完成

・明治45(1912)年6月 播磨造船株式会社設立 修繕主体の小規模造船所として創業

・大正4(1915)年8月  一番船、鈴木商店発注の曳舟「神の浦丸」進水

・同年9月       唐端清太郎、鈴木商店の金子直吉に播磨造船の買収と拡張を要請
           鈴木商店、播磨造船の買収と大規模な拡張・新造船事業への進出を計画
           仮船台を建設し、二番船の貨物船「吉備丸」起工

大正5(1916)年4月  鈴木商店、株式会社播磨造船所設立 大正6(1917)年から新船台で建造開始

・大正7(1918)年5月  鈴木商店の事業編成で帝国汽船株式会社播磨造船所になる

・大正10(1921)年2月 鈴木商店の事業編成で株式会社神戸製鋼所播磨造船工場になる

・昭和4(1929)年11月 神戸製鋼所は播磨造船工場を分社し、(第二次)株式会社播磨造船所を設立

冒頭の写真左は、IHI相生事業所内の鈴木商店時代に建てられた、赤煉瓦造りの倉庫上部に掲げられたお家さん・鈴木よね「米」を(かたど)った菱形のマーク。右は、日米船鉄交換船「EASTERN SOLDIER」の進水記念絵葉書(大正9年)です。

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