「NHK朝ドラ・"あんぱん"のヒロインの父親は、鈴木商店の商社マン」をお知らせします。
2025.4.7.
本年3月31日より始まったNHK連続テレビ小説「あんぱん」の放送が順調な滑り出しを見せています。著名な漫画家であり絵本作家、詩人でもあるやなせたかしとその妻・小松暢(のぶ)の夫婦をモデルに、生きる喜びが全身から湧いてくる愛と勇気の物語です。(写真は、アンパンマンとばいきんまんの石像が建つ"やなせたかし朴ノ木公園(高知県香美市香北町朴ノ木))
物語は、ヒロイン・朝田のぶの成長を中心に進められているが、4月4日の第5回放送では、のぶの父親・朝田結太郎(配役:加瀬亮)が朝鮮・京城へ出張し、その帰途船上で心臓発作のため急死するという予想外の展開が流れました。
このドラマは、やなせたかし、のぶとも高知出身ということから地元高知新聞にも紹介され、のぶの実在の父・池田鴻志が鈴木商店に勤務した商社マンだったことが紹介され話題となりました。(因みに当鈴木商店記念館へのアクセスは、4月4日、4月5日とも通常のアクセス数の3~4倍を記録しました。)
池田鴻志は、明治18(1885)年高知・安芸市に誕生し、鈴木商店社員を多く輩出した高知商業卒業後、関西法律学校(後の関西大学)に進んだ。鈴木系の炭鉱会社・帝国炭業(大正5(1916)年)を経て鈴木商店大阪支店・木材部に移った。大正8(1919)年より釧路出張所長に就任したが、昭和2(1927)年、朝鮮への出張の帰途急逝した。