「帝人設立の歴史①」を掲載しました。
2015.12.4.
本日から、日本最初の人造繊維製造会社で、現在はグローバルな総合科学メーカーとして事業を展開している帝人設立の歴史を9回シリーズで紹介してまいります。
神戸で初めて人絹(人造絹糸・レーヨン)と出会った金子直吉は、樟脳からセルロイドそして人絹が製造できることに着目。我が国樟脳界の先駆者である松田茂太郎を鈴木商店に入社させ、セルロイドと人絹の研究のため欧米に出張させます。明治41(1908)年には鈴木商店、岩井商店、三菱の3社の合弁にて兵庫県揖保郡網干町(現・姫路市網干区新在家)に「日本セルロイド人造絹糸」の工場(現・ダイセル)が建設され、金子はその後も人絹製造への想いを一層強くしていきます。
写真は、現在のダイセル姫路製造所の網干工場です。左に見える赤煉瓦造りの煙突は、網干工場のシンボルである明治42(1909)年に建設された1号ボイラーで、現在も網干工場の特高受電施設として使用されています。
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