お家さんの褒章受章歴をご紹介します。

2016.10.19.

鈴木よねさん画像 スキャン修正160620.jpgお家さん・鈴木よねは、鈴木商店の経営者として公私にわたる活動が評価され、国内外より数度の褒章を受章しています。(お家さんの胸の褒章は、写真左から仏レジオン・ドヌール勲章、緑綬褒章、紺綬褒章、大礼記念章)

大正4(1915)年3月7日、鈴木商店の経営多角化による飛躍的な事業経営が評価され、"社会に奉仕する活動に従事し、徳行顕著なる者"に贈られる「緑綬褒章」が授与されました。

また、同年11月に挙行された大正天皇即位の大礼や大嘗祭に緑綬褒章受領者として参列、同12月17日には、「大礼記念章」が授与されました。(この大礼記念章は、正六位・金子直吉にも授与されています。)「緑綬褒章」、「大礼記念章」はいずれも時の内閣総理大臣・大隈重信名の裁可書が国立公文書館に残されています。

さらに大正9(1920)年3月29日には、"公益の為、私財を寄付、功績顕著なる者"に贈られる「紺綬褒章」が授与されました。鈴木よねは、"米価騰貴の際、救済のため"として個人名義で10,000円の寄付をしたことに対し、77名の寄付者の一人として受章したものです。裁可書は、時の内閣総理大臣・原敬名で残されています。

大正15(1926)年には、フランス政府よりナポレオン・ボナパルトによって制定された同国最高勲章の「レジオン・ドヌール」勲章が贈られました。鈴木商店がフランスのレール・リキッド社よりアンモニア合成技術「空中窒素固定法」特許を取得、大正11(1922)年「クロード式窒素工業(現・下関三井化学)」を設立しましたが、フランスの利益に貢献したと高く評価されて授与されたものです。

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