鈴木商店研究家・齋藤尚文氏が「鈴木商店と台湾」について研究発表されました。

2014.5.22.

当記念館の編集にご協力いただいています兵庫県立芦屋高校教諭・齋藤尚文氏(博士(学術))が、去る4月26日(土)、神戸学院大学ポートアイランド学舎において開かれた神戸外国人居留地研究会(神木哲男理事長)の例会において「鈴木商店と台湾」をテーマに研究発表を行いました。

img_evaluation.jpg kobe gakuin univ.jpg発表では、台湾樟脳の獲得、後藤新平など中央政界との関係構築、事業資金の供給源となった 台湾銀行など、鈴木商店が砂糖を扱う一個人商店から世界的貿易商社へと飛躍した土台は、台湾への進出によって築かれたとの認識から、台湾進出の経緯や台湾における事業展開の詳細を紹介されました。大戦景気頃の豪放な取引、焼き討ち事件、金子直吉の経営手腕、女主人よね、金融恐慌等との関連で語られることの多い鈴木商店を、「台湾」をキーワードに見つめ直す報告をされました。

齋藤氏は、長年「鈴木商店と台湾開発」に関して研究を続けておられ、当記念館の地域特集「台湾」に係わる編集にご協力いただいています。また、齋藤氏とも所縁のある「神戸外国人居留地研究会」理事長・神木哲男氏にも特別協力者として、本記念館編集にご協力いただいています。

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