金子三次郎の備忘録「随心録」をご紹介します。

2017.7.24.

金子三次郎・隋心録.jpg鈴木商店の宗家「辰巳屋・松原商店」を引き継ぐ「カネ辰・藤田商店」の丁稚を経て鈴木商店に入り、金子直吉の実弟・楠馬の婿養子となって鈴木商店の飛躍から破綻後に至るまで文字通り金子の手足となり、鈴木商店の先兵、別働隊として活躍した金子三次郎は、後年、自身の勤務の記録とともに関与した鈴木商店の諸事業について綿密な記録を残しています。

京都山科の「随心院」の名と"心の赴くままに"の意から表題を「随心録」と名付けた備忘録は、昭和21(1943)年から大学ノート数冊や主要事業毎にタイプ印刷されて残され、永く親族の元に秘蔵されていました。金子三次郎のひ孫で、当記念館の編集委員の金子直三氏よりこれらの資料(コピー)の提供を受けましたので、その一部を公開いたします。鈴木商店の幹部自身による希少な記録であり、鈴木商店研究の貴重な資料でもあります。

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