「海フェスタ神戸」の記念イベントで玉岡かおる氏(小説家)が鈴木商店について講演されました。

2017.7.31.

P106065.jpg神戸開港150年を記念し、開催中の神戸市主催「海フェスタ神戸」(7月15日~8月6日)の記念イベントの1つとして、小説家の玉岡かおる氏の講演会が開催されましたのでご紹介します。 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               kannbann.PNG【玉岡かおる氏 講演概要】
日時 : 平成29年7月22日(土) 13:00 ~14:30

場所 : 神戸ポートオアシス(冒頭左の写真) 多目的ホール

主催 : 神戸市 

協力 : 辰巳会・鈴木商店記念館

演題 : 「港から始まる神戸の明日 ~鈴木商店の足跡に学ぶ~」

takmaokakaorusi.PNG【玉岡かおる氏 プロフィール】
・兵庫県三木市生まれ。神戸女学院大学卒業。
・1987年神戸文学賞受賞の「夢食い魚のブルー・グットバイ」(新潮社)で文壇デビュー。
・著者多数の中、鈴木商店の店主・鈴木よねの一代記「お家さん」(第25回織田作之助賞を受賞)をはじめ、幻の名画コレクションに材をとった「天涯の船」、近著には「ウエディングドレス」(幻冬舎)がある。
・神戸開港150年記念事業実行委員会特別アドバイザー、兵庫県教育委員など行政の委員なども数多くつとめる。

立地の良さには恵まれていましたが、背後に六甲山が迫り急勾配河川が多い地勢的には厳しい状況下にあった神戸港が、国際貿易港へと発展していく過程、開港後に外国産砂糖の輸入取引が急増した神戸の地で「洋糖引取商(輸入商)」として創業・発展し、第一次世界大戦勃発に伴う戦時需要の波に乗り大躍進を果たした鈴木商店の女店主・鈴木よね、大番頭・金子直吉の二人は常に人を大事にし、後世に向けて人を育てた結果、経営破綻(昭和2年4月)後も鈴木商店ゆかりの多くの企業に優れた人材を残したことなど、激動の時代を駆け抜けた足跡をたどりながら、独自の観点からユーモアを交えて語られました。

image1.JPG今回の講演会は前評判が非常に高く事前の申し込みが殺到し、定員は400名でしたが早々に定員に達しました。

当日の会場は熱気にあふれ、満席の聴衆は玉岡氏の力のこもった講演を熱心に聞き入り、大盛況でした。また、講演終了後に著者自ら著書を販売するコーナー(左の写真)も大好評でした。



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