「日本油脂(現・日油)の歴史④」を掲載しました。
2018.9.9.
「日本油脂(現・日油)の歴史」を紹介するシリーズの4回目です。
鈴木商店は神戸市脇浜の神戸製鋼所中央研究所に建設した硬化油パイロットプラントの稼働が軌道に乗り、金子直吉はいよいよ本格的な硬化油工場の建設を決定します。
工場敷地は兵庫運河の河口、鈴木商店の魚油倉庫があった苅藻島の対岸、神戸電燈の変電所に隣接する砂丘地帯が選ばれ、工場は大正4(1915)年6月にはほぼ完成し、初代工場長には硬化油製造の研究に心血を注いだ久保田四郎が就任しました。
この兵庫工場は翌大正5(1916)年4月に操業を開始すると同年8月、日産5トンの硬化油製造装置が完成し、魚油による工業的硬化油生産を開始しました。
画像は、当時の鈴木商店製油所兵庫工場です。
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