山村自然楽校「しもなの郷」(高知県吾川郡仁淀川町)にて金子直吉翁顕彰イベント「仁淀川の輝き たゆみなく~ 金子直吉生誕の地から熱い想いを ~」が開催されます。
2018.11.9.
大正6(1917)年、鈴木商店は貿易年商において、三菱商事はもとより三井物産をも圧倒し日本一の総合商社となりましたが、鈴木商店の大躍進を主導した大番頭の金子直吉は慶応2(1866)年6月13日、高知県吾川郡名野川村(現・吾川郡仁淀川町下名野川)に誕生しました。
平成28年10月10日(月)、「金子直吉翁をたたえる会」は山村自然楽校「しもなの郷」において「生誕150年 金子直吉翁 たたえる祭り」を開催し大盛況の裡に終了しましたが、同会はこのイベントを一過性で終わらせることなく継続性を持たせるため、その後も規模を縮小してイベントを開催しています。
この度、3回目となる金子直吉翁顕彰イベント「仁淀川の輝き たゆみなく ~ 金子直吉生誕の地から熱い想いを ~」が開催されますのでご案内します。
※冒頭の写真はイベントの会場・山村自然楽校「しもなの郷」(左)と下名野川地区の様子です。
【金子直吉翁顕彰イベント「仁淀川の輝き たゆみなく~ 金子直吉生誕の地から熱い想いを ~」 概要】
■日 時
平成30年11月18日(日) 13:00~16:00
■会 場
山村自然楽校「しもなの郷」体育館(高知県吾川郡仁淀川町下名野川619番地 TEL 0889-36-0005)
※入場無料
■主 催
金子直吉翁をたたえる会(会長:藤﨑源彦)
■共 催
仁淀川町観光協会
■後 援
高知県、NHK高知放送局、KSSさんさんテレビ、高知新聞社、RKC高知放送、仁淀川町、仁淀川町教育委員会、仁淀川町商工会、辰巳会・鈴木商店記念館
※上の写真は、仁淀川町庁舎1階にて11月15日(木)まで開催中の企画展の様子です。
■プログラムの概要
・13:00 開 会
・13:05 落 語 清流亭つばさ「直吉伝 ~鈴木の番頭~」
・13:30 基調講演 小林由佳氏(神戸新聞社 論説委員)
演 題: 希代の大番頭・金子直吉の足跡に学ぶ ~現代へのメッセージ~
※小林由佳氏は、神戸港開港150年を機に平成28年4月から平成29年3月末まで神戸新聞(朝刊)に連載された「遥かな海路 巨大商社・鈴木商店が残したもの」にデスク兼記者として携わりました。なお、当記念館はこの連載企画にについて共同取材、情報提供、画像提供等を通じて全面的に協力させていただきました。
・14:25 金子直吉の舞台劇「彼の男 十字路に身を置かんとす」のDVD上映
<休 息>
※「彼の男」のDVDは、新進女流脚本家・村田裕子氏の作・演出により自身が主催する演劇集団LiveUpCapsules(ライブアップカプセルズ)が平成30年7月4日(水)~15日(日)の間、小劇場「楽園」(東京都世田谷区下北沢)にて公演し好評を博した、金子直吉を中心にした鈴木商店の、男ばかりの熱いエネルギーがほとばしり出るような舞台のDVDのショートバージョン版です。
・14:35 パネルディスカッション
テーマ: 金子直吉のものづくり・人づくりから学ぶ
パネリスト: 小林由佳(神戸新聞社 論説委員)、大石弘秋(仁淀川町町長)、大野晃貴彦(仁淀川町出身建築家)、西森文明(元・高知県地域支援企画員、仁淀川町駐在)
司 会: 藤﨑源彦(金子直吉翁をたたえる会 会長)
・16:00 閉 会
なお、11月15日(木)まで仁淀川町庁舎1階にて、「金子直吉の足跡」「金子直吉の顕彰活動」「鈴木商店にまつわる話」「鈴木商店の人物関係図」「金子直吉・鈴木商店関連書籍」を中心に情報ギャラリーとして企画展が開催されており、金子直吉の人生や鈴木商店の業績などをたどることができます。その後これら情報ギャラリーの展示物は「しもなの郷イベント会場」に場所を移して展示されます。
イベント会場ではこれらの展示物に加えて、双日株式会社より貸与された「天下三分の宣誓書」の一部のレプリカ、鈴木よね・金子直吉の胸像のミニチュア版、金子直吉遺芳集(金子直吉の遺墨集。辰巳会本部 柳田義一編輯、昭和47年1月1日発行)などがあわせて展示されます。
イベント当日は上記のプログラムのほか、40点余りの仁淀川に関する写真を展示する「仁淀ブルー写真展」が同時開催され、また「直どんの農家レストラン」(予約制)が開店し、おばちゃん達がつくる田舎のお料理を楽しむことができます。
金子直吉、鈴木商店に興味をお持ちの方は、是非金子直吉生誕の地・仁淀川町下名野川に足をお運びください。
下記のチラシなど関連資料、関連リンクもご覧下さい。