鈴木商店ゆかりの大里(門司)市民祭りで「鈴木商店が作った大里工場群」のパネル展示がありました。
2018.12.5.
明治36年(1903)年の大里製糖所(現・関門製糖)の設立を皮切りに、明治44(1911)年に大里製粉所(現・日本製粉)、明治45(1912)年に帝国麦酒(現・サッポロビール)、大正3(1914)年に大里酒精製造所(現・ニッカウヰスキー)、大正6(1917)年に神戸製鋼所(現・神鋼メタルプロダクツ)、大正7(1918)年に日本冶金(現・東邦金属)、その他大里製塩所、大里精米所等を設立し、大里(門司)の臨海部に鈴木コンツェルンが形成されました。また、鈴木商店の事業は、対岸の彦島(下関)にも及び、大正5(1916)年の福岡日日新聞では"関門海峡は鈴木の王国"として紹介されました。(写真は、関門海峡から大里を臨む)
鈴木商店ゆかりの大里地区のうち、「大里南市民センター」(北九州市門司区原町)では、毎年恒例の文化祭が催され各種イベントや記念行事が行われていますが、本年度は、11月10~11日に「第15回ふれあい祭り」として実施され、「鈴木商店が作った大里工場群」と題するパネル展示が行われ、鈴木商店と当地とのつながりが再認識されました。