金子直吉に関する関係者・各界人の言葉シリーズ②「鈴木商店元社員の言葉」を掲載しました。
2019.6.28.
金子直吉に関する関係者・各界人の言葉シリーズの第2回目です。
今回は「鈴木商店元社員(*)の言葉」をご紹介します。
(*)高畑誠一、永井幸太郎、長崎英造、賀集益蔵、西川政一、久琢磨、坂本寿の各氏
■高畑誠一(鈴木商店ロンドン支店長、日商会長、太陽産業社長、太陽鉱工社長)の言葉(抜粋)
「金子さんの信念は事業にあり、必成功の信仰にあり、損をしても損をせず、破産しても破産したと思わず、死んでも死んだとは思わぬ不死身、之が金子哲学であった。真に不世出の英雄、日本の生み出した最大の実業家であった」
■永井幸太郎(鈴木商店取締役本店総支配人、日商社長、商工省貿易庁長官)の言葉(抜粋)
「金子さんは失敗したか成功したか。世俗的な意味では、鈴木の事業が解体して多くの人の手に分離されたという事が失敗であるといえば失敗である。ただし、私から考えれば立派に成功したと言って憚らない」
■賀集益三(かじゅうえきぞう)(鈴木商店経理担当、三菱レイヨン社長・会長、日本化学繊維協会会長)の言葉(抜粋)
「金子さんは失望と落胆を知らぬ不撓不屈の精神の権化である。債権銀行では一笑に付せられたり、万言の愚痴を聞かされたり頭から叱り飛ばされたり随分苦難な仕事であったが、金子さんは少しも喜怒を色に顕さず万難屈せず、熱意と努力で一路整理に邁進して遂に之を完成したのである」
元社員の言葉を一言で表すと、金子直吉は「真に不世出の英雄、失望と落胆を知らぬ不撓不屈の精神の権化」とも言うことができるでしょう。
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