「鳥羽造船所電機工場(現・シンフォニアテクノロジー)の歴史⑨~⑪」を掲載しました。
2020.11.7.
今回が、鳥羽造船所電機工場(現・シンフォニアテクノロジー)の歴史を紹介するシリーズの最終回になります。
最終回は、神戸製鋼所の電機部門から独立した神鋼電機が襲いかかる数々の荒波を乗り越えながら企業体質の強化に努め、シンフォニアテクノロジーへの社名変更を経て創業100年を迎え、さらなる飛躍を目指して挑戦を続ける現在までの姿をシリーズ第9回・10回・11回の一挙公開によりご紹介します。
昭和24(1949)年8月18日、「神鋼電機株式会社」は戦後不況の最中に発足し、赤字基調による窮状が続いたため昭和26(1951)年に親会社の神戸製鋼所により緊急援助が実施され、苦境を切り抜けます。
その後、同社は幾多の不況の荒波の中で、度重なる危機的状況を乗り越えながら企業体質の強化に努め、平成14(2002)年度には長年の懸案であった累積損失を一掃し、翌期には復配を実現しました。
平成18(2006)年には同社株式における神戸製鋼所の持分が20%を下回り、神戸製鋼所の関連会社から外れることとなりました。平成21(2009)年4月1日、同社は社名を「シンフォニアテクノロジー株式会社」に改称し、平成29(2017)年5月1日には創業100年を迎えました。
大正6(1917)年5月1日に造船所の一隅に設けられたわずか100坪の「電機試作工場」からスタートした同社は、創業以来変わることなく「一歩先を行く技術」への挑戦を続けており、現在は航空宇宙、大型搬送システム、クラッチ・ブレーキ、モーションシステム、プリンタシステム、クリーン搬送機器、産業インフラ、社会インフラほか多様な領域で高度な最先端技術を展開し、次の100年に目を向けて挑戦を続けています。
上の写真は、伊勢製作所(旧・山田工場)の総合ビル(平成20年8月竣工)です。
詳細については次の関連ページをご覧下さい。
〇 鈴木商店の歴史>造船業への進出、播磨造船所・鳥羽造船所の設立>鳥羽造船所電機工場(現・シンフォニアテクノロジー)の歴史⑨
※わが国の高度成長期を逸早くとらえ、業績回復から飛躍的な発展を遂げる
〇 鈴木商店の歴史>造船業への進出、播磨造船所・鳥羽造船所の設立>鳥羽造船所電機工場(現・シンフォニアテクノロジー)の歴史⑩
※日本経済に襲いかかる数々の荒波を乗り越え、会社の再建に傾注
〇 鈴木商店の歴史>造船業への進出、播磨造船所・鳥羽造船所の設立>鳥羽造船所電機工場(現・シンフォニアテクノロジー)の歴史⑪
※創業100年を迎え、さらなる飛躍を目指す