金子直吉を中心とする鈴木商店の社員の奮闘を描いた舞台「彼の男 十字路に身を置かんとす」が東京と神戸で再演されます。
2020.1.20.
渋沢栄一をして「事業家としては天才的だ!」と言わしめた金子直吉を中心に、世界を舞台に闘った鈴木商店の社員たちの奮闘を描いた舞台「彼の男 十字路に身を置かんとす」(*1)が東京と神戸で再演されますのでお知らせします。
(*1)金子直吉は自らの信条の一つとして「事業と商売は常に十字街頭に立っているものなりと心得てやれ」と社員を教育しました。つまり、事をなすに当たっては常に前後左右に十分注意して処理すべしという教訓です。
この舞台は一昨年7月4日(水)~15日(日)の間、脚本家・村田裕子氏(*2)が主催する劇団「LiveUpCapsules」 (ライブアップカプセルズ)により東京・下北沢の「小劇場 楽園」にて計18回公演され、各回とも大盛況裏に終了しましたが、この舞台が好評を博したことから、下記の通り本年4月、東京と鈴木商店発祥の地・神戸での再演が決定したものです。
(*2)村田裕子氏のプロフィール
脚本・演出家、劇団「LiveUpCapsules」主宰。2001年同劇団旗揚げ。全作品の作・演出を行う。多面舞台(多面客席)の舞台作りを行い、舞台と観客との垣根を取り払う表現方法を目指す。2014年ニューヨーク市で行われた演劇フェスティバ FringeNYCに参加。2015年せんがわ劇場演劇コンクールにて戯曲賞受賞。2017、2018年王子小劇場主催佐藤佐吉賞にて優秀戯曲賞受賞。なお、昨年開催された神戸市主催の鈴木商店に関係する講演会(2019年7月6日開催)の講師として、また、シンポジウム(2019年9月21日開催)のシンポジストとしてもご登壇いただきました。
舞台は、並み居る財閥商社を凌駕し、貿易年商で日本一の総合商社に上りつめた鈴木商店の社員達の活躍振りとあわせて、大正7(1918)年の米騒動の最中に鈴木に対する風評・流言が飛び交う中、東川崎町(現・神戸市中央区栄町通7丁目)の本店が焼き打ちに遭うまでの様子を描いたものです。13人の男優によるエネルギーがほとばしり出るような熱い演技には、観る者すべてを圧倒するものがあります。
【公演概要】
■公演名 : 「彼の男 十字路に身を置かんとす」
■作・演出 : 村田裕子
■企画制作 : LiveUpCapsules
■日時・劇場等
[東京公演]
・日 時 : 令和2(2020)年4月8日(水)~15日(水)
・劇 場 : 新宿シアターモリエール(〒160-0022 東京都新宿区新宿3-33-10 新宿モリエールビル2F)
・協 賛 : 双日株式会社
[神戸公演]
・日 時 : 令和2(2020)年4月17日(金)~19日(日)
・劇 場 : 三宮シアター・エートー(〒651-0094 神戸市中央区琴ノ緒町5丁目6-9)
・協 賛 : 太陽鉱工株式会社 日本精化株式会社 株式会社ニチリン 東邦金属株式会社 鈴木薄荷株式会社 シンフォニアテクノロジー株式会社 双日株式会社 サッポロビール株式会社 株式会社亀井堂總本店
・後 援 : 神戸市、神戸新聞社、神戸大学
■チケット発売 : 2月10日(月) 10:00発売開始(全席自由、前売・当日共4,000円)
J-Stage Navi(TEL.03-5912-0840 [平日11:00~18:00])またはローソンチケットよりお買い求め下さい。
※チケット発売の詳細については、下記関連資料のチラシをご覧下さい。
鈴木商店、金子直吉に関心をお持ちの方は是非劇場まで足をお運びいただき、迫力に満ちた熱い舞台をご鑑賞下さい。
下記の関連資料、関連リンクもご覧下さい。