静岡県立大学助教・粟倉大輔氏が"鈴木商店と清水港"に関する研究論文を発表されました。

2021.5.5.

CCF20210413_00001 - コピー.jpg 静岡県立大学グローバル地域センターでは、地域の課題をグローバルに捉えるという主旨から、静岡県と中国・浙江省との学術・文化交流にかかわる調査研究を進めていますが、2018年度から2020年度には、「21世紀アジアのグローバル・ネットワーク構築と静岡県の新たな役割」に関する調査研究をテーマに取り組み、この程報告集として取りまとめられました。

 同報告集は、4章から構成され、そのうちの第II章では、"静岡県と浙江省ー清水港と寧波港の歴史と経済ー"をテーマとし、同センター特任助教・粟倉大輔氏は、「戦前期における清水港の貿易とアジア」と題する調査研究を発表されました。

 明治期、茶の輸出港として中心的な役割を果たした神戸港からやがて清水港がその役割を担うようになったこと、さらに大豆貿易の興隆により清水で本格化した大豆油の精製加工の歴史を振り返っています。

 同調査研究の第3章・第2節では、「鈴木商店の清水進出」、同第3節では、「豊年製油の誕生と清水における大豆加工業」と題し鈴木商店と清水との関わりをまとめ、鈴木商店、豊年製油の果たした役割が検証されています。

 

 

関連資料

関連リンク

TOP