帝国データバンクの機関誌「MUSE」に"帝国興信所が報じた鈴木商店の倒産"が掲載されました。

2023.3.12.

MUSE表紙.jpg 企業を対象とする我国最大の信用調査会社「帝国データバンク」が運営する"帝国データバンク史料館"では機関誌「MUSE」を年二回発行し、展示資料の紹介、信用取引や倒産情報、企業家などを掲載する。

 2023年3月発行の第42号には、"資料にみる企業の歴史「帝国興信所が報じた鈴木商店の倒産」"と題する特集が掲載された。

 戦前の大型倒産として知られる昭和2(1927)年の鈴木商店の倒産は、当時の世界三大倒産の一つに数えられた。帝国データバンクの前身"帝国興信所"が、鈴木商店をどのように分析し報じたかを調査報告書や日報記事からまとめている。

 このうちの"鈴木商店の調査報告書"は、三菱合資会社の依頼で帝国興信所神戸支所が絶頂期の鈴木商店を調査した大正6(1917)年上半期の調査書で、三菱商事の設立を翌大正7(1918)年に控えた三菱がライバルとして先行する鈴木商店を意識したものと思われる。(MUSE第7号(2019年2月発行)

関連資料

関連リンク

TOP