関門の鈴木商店ゆかりの企業訪問シリーズ②日新リフラテック(旧・彦島坩堝)を掲載しました。
2014.10.22.
シリーズ第2回目は、日新リフラテック社をご紹介します。日新リフラテック(株)は、大正7(1918)年下関市彦島西山町に鈴木商店が設立した「彦島坩堝」を起源とする耐火物専業メーカーです。鈴木商店が関門地区・大里、彦島に展開した一大コンビナートの一翼を担い、爾来、非鉄金属製造を支える基礎産業として今日に至っています。
アルミ、銅など非鉄金属の溶解鋳造用の黒鉛ルツボは、同社創業以来の主力製品でアルミ合金、銅合金、貴金属製品の製造には不可欠な溶解鋳造用器具です。さらに黒鉛ルツボのユニークな用途としては、硬貨の鋳造がありますが、500円硬貨や純金記念金貨は、同社の製品が溶解鋳造に使用されています。
同社は、創業の地・彦島西山町より昭和14(1939)年に現在の彦島田の首町に拠点を移しました。移転当時より使用されている木造の本社事務所入り口の上部・破風付近には、鈴木商店の「ヨネ星マーク」を掲げ、彦島坩堝時代に製品に刻印した「ヨネ星」の金型を今なお保存して鈴木商店との絆を大切に残されています。
詳しくは下記の関連リンクをご覧ください。