関門の鈴木商店ゆかりの企業訪問シリーズ④日本グリース下関工場を掲載しました。
2014.10.28.
シリーズ4回目は、日本グリース下関工場を紹介します。同社は、鈴木商店系の旭石油(現・昭和シェル石油)により昭和16(1941)年に設立された特殊グリースメーカー「日本特殊グリース」が前身です。
下関市彦島弟子待町の同工場は、旭石油から発展した昭和石油(現・昭和シェル石油)彦島油槽所跡に新設移転した工場で、鈴木商店(旭石油)時代の煉瓦造りの倉庫や煙突がそのまま使われて来ました。
同工場の対岸には、有名な巌流島を挟んで鈴木商店の建設したコンビナート群の大里製粉所(後の日本製粉大里製粉所)跡や門司麦酒煉瓦館(旧・帝国麦酒)等が遥かに見渡されます。
日本グリースでは、老朽化が進む同工場を平成26(2014)年9月末をもって閉鎖し、生産を横浜本社工場と神戸工場に集約することが決定されました。鈴木商店ゆかりの関門地区の赤煉瓦の建物がまたひとつ消えて行くのは寂しい限りです。
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