有名な金子直吉がロンドン支店長の高畑誠一に宛てた「天下三分の宣誓書」は、明代に書かれた「三国志演義」の中の諸葛亮の隆中策の故事を引用したことが知られています。
諸葛亮の意図するところは、天下を三分し、拮抗する勢力と均衡を保つことが目的ではなく、中国全土の統一が最終目的で天下三分は、統一のための手段に過ぎないとされています。
三国志演義の劉備と三顧の礼をもって迎えた諸葛亮のやりとりから、諸葛亮の真意を学び、金子直吉の長大な檄文に秘められている熱情を汲み取り、日本一の商社を目指した金子の思いを重ね合わせると興味が尽きません。
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三国志演義に見る隆中策「天下三分の計」