金子直吉の著書「経済野話」シリーズ ④「物価論」を掲載します。

2016.6.17.

431.jpgシリーズ全9回(全9章)のうち、第4回をご紹介します。

本章では、物価を決定する生産費は、資本利子が重要な要素を成すことから、物価の決定にも密接な関係を有していると説明しています。言い換えれば物価の決定に「金利」が大きく関わってくるとし、物価問題は一面では金利問題と断定しています。

わが国では、英米諸国に比べて利子が不当に高いため、機械工業が発達せず大量生産が行われない。その結果として物価は逆に高くなるばかりと論じています。金利は安ければ安いほど国内の生産事業は増加し、国内の労働を充分吸収した生産品が増加、その結果として物価が安くなると結論づけています。

シリーズ④「物価論」の詳細については、下記の関連リンクをご覧ください。

第4章 物価論

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