三井系の亜鉛製錬会社・彦島製錬は、大正5(1916)年鈴木商店が設立した日本金属・彦島製錬所を起源としています。九州・大里に設立した日本冶金(現・東邦金属)と共に鈴木商店の非鉄金属事業の中核を成していました。
鈴木商店破綻後、その事業を継承した三井鉱山を経て三井金属鉱業彦島製錬所の経営となり、昭和61(1986)年三井金属鉱業より独立、現在の彦島製錬としての歩みが始まりました。
彦島西山湾に面する同社の工場建物は、日本金属時代より引き継がれる鉱滓煉瓦造りの建物に往時の活況が偲ばれます。
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関門の鈴木商店ゆかりの企業訪問シリーズ⑨「彦島製錬(旧・日本金属彦島製錬所)」